「じゃあ。オレは保健室に付いていくよ!
途中で倒れられたら余計に心配だからな!」



「陽斗、愛をよろしくね!
先生に伝えてくる!」




そう言って、まつりは教室を出て行った。



しばらくしてから、
ヨウくんと保健室へ向かった。



「ホント、大丈夫?」



「うん…ありがとう」



「最近また寒くなったもんな。風邪ひいたんじゃない?」



「そうかもしれないね……」




そんな話をしながら保健室に来ると、
保健室の前には
2人分の靴があった。



見覚えのあった靴で、
圭ちゃんだとすぐに分かった。



「…ヨウくん。私大丈夫かも!
体育出る!」



突然そう言ったからヨウくんは
ビックリしていた。