『え!ウソ!誰誰??』 『うふふ。聞きたい?』 黒い長い髪の毛を、 ふわっとなびかせてお姉ちゃんはイタズラっぽく笑った。 『うん!聞きたい!』 『あのね?三上智広って言う 担任の先生…なの』 ……先生…? てっきり、圭ちゃんとでも言うのかと思ってたから、 私は固まって何も言えなくなった。