side/一樹
***
〜一週間前〜
「一樹、そろそろ起きなさい」
リビングから響く母親の声で
目を覚ました。
昨日の夜、
バイト先に洋二達が遊びに来た。
バイトを終えてから
洋二達に合流してバカ騒ぎしたせいで
めちゃくちゃだるい。
リビングに行くと
いつも母親と
ぺちゃくちゃ話しているモモがいない。
「一樹、今日はアルバイトは?」
「今日は休み。モモは?」
「モモは予備校よ。」
「予備校って…。
…ったく、また蒼介かよ…」
はぁぁ……
「あら、蒼介くんと一緒なら
安心じゃない?」
「蒼介と一緒だから
安心できねえっつうの……」
モモのやつ、
蒼介と付き合い始めてから、
蒼介、蒼介ってなんなんだよ…
あんなに怖がってたのに。
朝飯を適当に食って、
部屋に戻った。
部屋でスマホいじりながらダラダラして、
机の引き出しに視線を向けた。
しばらく考えて、
引き出しのなかから
モモに渡されたメモを取り出した。
「ったく、なんでモモがこんなもん、
持ってくんだよ…」
ポツリ呟いて、
丸めてゴミ箱に捨てようとして、
一瞬思いとどまり
ポケットにねじ込んだ。
…つうか、今更…だよな。
「一樹、出かけるの?」
「ちょっと出てくる」
財布とスマホをカバンに突っ込んで
家を出た。
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〜一週間前〜
「一樹、そろそろ起きなさい」
リビングから響く母親の声で
目を覚ました。
昨日の夜、
バイト先に洋二達が遊びに来た。
バイトを終えてから
洋二達に合流してバカ騒ぎしたせいで
めちゃくちゃだるい。
リビングに行くと
いつも母親と
ぺちゃくちゃ話しているモモがいない。
「一樹、今日はアルバイトは?」
「今日は休み。モモは?」
「モモは予備校よ。」
「予備校って…。
…ったく、また蒼介かよ…」
はぁぁ……
「あら、蒼介くんと一緒なら
安心じゃない?」
「蒼介と一緒だから
安心できねえっつうの……」
モモのやつ、
蒼介と付き合い始めてから、
蒼介、蒼介ってなんなんだよ…
あんなに怖がってたのに。
朝飯を適当に食って、
部屋に戻った。
部屋でスマホいじりながらダラダラして、
机の引き出しに視線を向けた。
しばらく考えて、
引き出しのなかから
モモに渡されたメモを取り出した。
「ったく、なんでモモがこんなもん、
持ってくんだよ…」
ポツリ呟いて、
丸めてゴミ箱に捨てようとして、
一瞬思いとどまり
ポケットにねじ込んだ。
…つうか、今更…だよな。
「一樹、出かけるの?」
「ちょっと出てくる」
財布とスマホをカバンに突っ込んで
家を出た。



