番外編☆獣系男子×子羊ちゃん

駅への道を手をつなぎながら
ゆっくりゆっくりと歩く。


「お兄ちゃん、
本当に栞さんに会いたくないのかな。
なにか嫌なことがあったのかな?」



「あいつの場合、むしろ逆だろ?」


まっすぐ前を見ながら蒼介さんが
答える。


「逆???」


「そう、逆。」


はっきりとそう断言する蒼介さんに
首を傾げながら聞いてみる。


「……あのね、蒼介さんはどうして
栞さんの話を聞こうと思ったの?」


「ん?」


「蒼介さん、
そうやって間に入ったりするの
あんまり
好きじゃなさそうだから。」


なんとなく
面倒くさいって言って
終わりにしちゃいそう……


「あー、まぁな。
つうかさ、
もしかしたら一樹にとっても
忘れられない相手なんじゃないかって
思ったから。」



「お兄ちゃんにとっても?」