「で、俺にいきなり一樹の連絡先
聞いてきたんだよ。
いきなりだぜ?
挙句に
『一樹くん、彼女いるんですか』
って、言うなり
改札口で泣きだすだろ?
勘弁してくれよ、まじで。」
「ご、ごめんなさい。」
身をすくめて
小さな声で謝った栞さんを
気に留めることなく
蒼介さんは話し続ける。
「で、全然泣き止まねぇし、
一樹の知り合いだっつうから
仕方なく連絡先、預かったんだよ。
一樹の許可なく
勝手に一樹の連絡先を
教えるわけにもいかないしな。
多分、モモが見かけたのは
その時じゃないか?」
「う、うん。」
「一樹はさ、
大勢で騒いだりはよくしてるけど、
一緒に登下校したり
2人で出掛けてる女がいるなんて
最近は聞いたことねぇな…と思ってさ。
でも、俺も一樹の全てを
知ってるわけじゃないし、
あんまりお互いそういうこと
話さないからな。」
聞いてきたんだよ。
いきなりだぜ?
挙句に
『一樹くん、彼女いるんですか』
って、言うなり
改札口で泣きだすだろ?
勘弁してくれよ、まじで。」
「ご、ごめんなさい。」
身をすくめて
小さな声で謝った栞さんを
気に留めることなく
蒼介さんは話し続ける。
「で、全然泣き止まねぇし、
一樹の知り合いだっつうから
仕方なく連絡先、預かったんだよ。
一樹の許可なく
勝手に一樹の連絡先を
教えるわけにもいかないしな。
多分、モモが見かけたのは
その時じゃないか?」
「う、うん。」
「一樹はさ、
大勢で騒いだりはよくしてるけど、
一緒に登下校したり
2人で出掛けてる女がいるなんて
最近は聞いたことねぇな…と思ってさ。
でも、俺も一樹の全てを
知ってるわけじゃないし、
あんまりお互いそういうこと
話さないからな。」



