「モモ?!」
「ちょっと、モモ?!」
「あれ…?
……なんで、だろう…。
なんで涙がでるんだろう…」
どうしてだろう…
ポロポロとこぼれる涙がとめられない。
悲しいわけではないのに。
蒼介さんのこと、信じてるのに。
すごく大切にされてるのに…
どうして…だろう…
「モモ……」
りなちゃんが心配そうに続けた。
「彼とちゃんと話してみたら?
感じてることとか
不安に思ってることとか、全部。ね?」
「ん。」
「そっか……。」
そう言って由梨ちゃんは
小さくため息をついた。
「モモが全部わかってて
つきあってるなら
私もなにも言わないよ。
でも、なにかあったら
いつでも相談にのるし、
もしもモモを
泣かせるようなことがあったら
私が殴りにいくから
その時はすぐに言ってよっ!」
そう言って
由梨ちゃんが腕まくりをした。
由梨ちゃんが
蒼介さんを殴るところを想像したら
なんだかおかしくて
プッと吹き出してしまった。
「…ありがとう。」
いつもいつも
こうして
みんなの優しさに支えられてる。
由梨ちゃんとりなちゃんの優しさに
胸がいっぱいになる。
ちゃんと
蒼介さんと話してみよう…



