「よし!じゃー部活始めます。お願いします!」


「「お願いします!」」


部長が挨拶して、部活が始まった…。


なんか、また緊張してきた…。


『大丈夫♪』


優が口パクで言った。


「今日は、紹介したい人がいます。未来ちゃんと一緒にこれから俺等をサポートしてくれる、夏川美彩ちゃんです。」


…よし。 


「初めまして。普通科、進学コース、3年2組、夏川美彩です。マネージャーをやるなんて初めてなので、迷惑かけるかもしれませんが、これからよろしくお願いします。」


あたしは顔を上げて、とびきりの笑顔で言った。


「「よろしくー♪」」


「「よろしくお願いします♪」」


皆、受け入れてくれた…。


良かった…。


そうくんと優は、無邪気な笑顔を見せた。




部員の皆が試合している間、あたしは未来ちゃんにマネージャーの仕事を教えてもらうことになった。


「じゃーさっそくマネージャーの仕事教えるね!」


「うん!お願いします!」


「あっ高橋未来です。よろしく♪」


「よろしく♪」


「美彩って呼んでいい?」


明るく聞く未来ちゃん。


「もちろん!未来って呼んでいい?」


「もちろんオーケー。」


未来、良い子そうだなー。


未来はマネージャーの仕事を教えてくれた。 


「あっあとこれ、部員全員の名前とか、書いてあるから使ってね!」


未来は部員全員の名前などが書いてある手作りノートをくれた。


そうくんが言ってた通り、めっちゃ優しい!


「ありがとっ!」


本当はもっと厳しいんじゃないか。
って、心配してたんだけど。
優しいし、仲良くなれそうで良かった。


「いえいえ♪じゃー説明終わったしー試合、見る?」


「うん!!」