「あっいいよ。」


ブレザーのポケットから、スマホを取り出す。



あたしと優君は、LINEを交換した。


「サンキュ☆これで俺等はダチ。」


「うん。」


その後、梓姫もLINEを交換した。



「んじゃよろしく!」


「優君よろしく。」


ついさっきまで泣いてたあたしは、いつの間にか、笑顔になっていた。


「あっ優君じゃなくて、優でいい。」


「あっ…うん。」


涼、あたし、もう1度恋していいの?
もう、失わないかな…。


「言ってみて。」


「え!?」


なんか、急に俺様っぽい…。


「…優…。」


なんか照れるんだけど。


「よくできました。」


優の笑顔が、輝いて見えた。さっき、チャラい女子に話かけていた時とは違う、優しい笑顔…