始業式が終わって、帰りのHRが終わった後、あたしと梓姫は教室に残っていた。
「あー今日から3年かー。うち、実感ない♪」
「あたしもだよー。まだ高2の気分。」
あたしたちはそれぞれ自分の席に座って話す。
なんと、あたしの席は、窓側の列の後ろから2番目。
梓姫の席は、あたしの後ろの席だった。
前後とか超ラッキー☆
「美彩さ、また恋していいんだよ?」
さっきまで笑顔だった梓姫が、急に真剣な顔で話出した。
「涼君もそう望んでると思う。うちも涼君も美彩の幸せを願ってるんだよ。だって涼君は、自分の命を犠牲にして、美彩を守ったんだから。」
涼は、亡くなってしまったあたしの元彼。
梓姫の言葉は、すごく嬉しかった。
でも、やっぱり…
「確かにそう思ってるかもしれない。でもね、やっぱり怖いの。だって、あたしの目の前で涼が…。今でも、頭に浮かぶんだ。あの時のこと…。」
17歳のあたしが見ても、大人が見ても、衝撃的な光景を、あたしはたったの13歳で見た…
しかも、目の前で。
そんな記憶は、頭の中から消えることなく、今でもあたしを、苦しめるー
「…そうだよね。忘れられないよね。目の前で見ちゃったら。ごめん。美彩。少しずつでいいよ?今は無理でも、また恋する日がいつかくるよ。でも、さっき言った、うちが美彩の幸せを願ってること、忘れないでね。」
「ありがとう…梓姫。」
あたしが、涙目でこう言った時、ドアが開く音がした。
ーガラッ
ドアの方へ振り向くと、優君が立っていた。
「うぃっす。」
「あっ…どうも。」
慌てて涙を拭って答えた。
「話中にごめんな。机の中にスマホ入れっぱだったから取りに来た。」
「大丈夫だよ。」
あたしの隣に来る優君。
優君は、あたしの隣の席だった。
「あった。あった。あっ。2人ともLINE交換しねぇ?」
「あー今日から3年かー。うち、実感ない♪」
「あたしもだよー。まだ高2の気分。」
あたしたちはそれぞれ自分の席に座って話す。
なんと、あたしの席は、窓側の列の後ろから2番目。
梓姫の席は、あたしの後ろの席だった。
前後とか超ラッキー☆
「美彩さ、また恋していいんだよ?」
さっきまで笑顔だった梓姫が、急に真剣な顔で話出した。
「涼君もそう望んでると思う。うちも涼君も美彩の幸せを願ってるんだよ。だって涼君は、自分の命を犠牲にして、美彩を守ったんだから。」
涼は、亡くなってしまったあたしの元彼。
梓姫の言葉は、すごく嬉しかった。
でも、やっぱり…
「確かにそう思ってるかもしれない。でもね、やっぱり怖いの。だって、あたしの目の前で涼が…。今でも、頭に浮かぶんだ。あの時のこと…。」
17歳のあたしが見ても、大人が見ても、衝撃的な光景を、あたしはたったの13歳で見た…
しかも、目の前で。
そんな記憶は、頭の中から消えることなく、今でもあたしを、苦しめるー
「…そうだよね。忘れられないよね。目の前で見ちゃったら。ごめん。美彩。少しずつでいいよ?今は無理でも、また恋する日がいつかくるよ。でも、さっき言った、うちが美彩の幸せを願ってること、忘れないでね。」
「ありがとう…梓姫。」
あたしが、涙目でこう言った時、ドアが開く音がした。
ーガラッ
ドアの方へ振り向くと、優君が立っていた。
「うぃっす。」
「あっ…どうも。」
慌てて涙を拭って答えた。
「話中にごめんな。机の中にスマホ入れっぱだったから取りに来た。」
「大丈夫だよ。」
あたしの隣に来る優君。
優君は、あたしの隣の席だった。
「あった。あった。あっ。2人ともLINE交換しねぇ?」


