「わりぃ(笑)ハンバーガー買ってやるよ。」


「マジ!?んじゃポテト付きで!」


「分かった。」


「よっしゃ!!許す!」


「奏太、単純!」


未来笑いすぎだよ。


「ハンバーガーとポテトもう1個食えるならこれくらい許すさ。」


「ハンバーガー好きなの?」


「めっちゃ好き!」


「待ってろ。買ってくるから。」


「優、サンキュー☆」


「いいって。」




「待たせたな。」


数分後、優が戻って来た。


「待ってました~!いっただきま~す!」



「奏太がっつきすぎ。」


あれ?優って…


「うまっ!やっぱうまっ!」


「優って以外に冷静だね。」


「以外にってなんだよ。」 


「以外になんて言った?」


「ったく…。」


優は笑顔で言った。


「あれ?優~♪」


こんな楽しい時間を壊したのはこの声。


誰…


「おお!明里♪」


「めっちゃ久しぶりぃ♪」


「ごめんな。忙しくて。」


「ちょぉ寂しかった。」


「わりぃ。」


もしかして、彼女…?


「じゃぁ今から一緒帰れる?」


「いいよ。」


「やったぁ♪」


「んじゃわりぃ。先帰るな。」


「じゃーねー。」


「優、また明日。」


「「じゃーなー。」」


あたしは呆然とする。


「家来る?今日親いないんだぁ。」


「マジ!?行く!」


優には、何人も彼女がいるんだね。