私はあかりが言っていることの意味が
理解できなくて、顔を右に傾けた。
「『おはよう、あかりっ!!』
なんて、笑顔で言ってくるんだもの。
心臓がもたないわぁ。そういうこと、
そこらの男に気安く言っちゃダメよ!」
「えっ!?なんで?」
「ダメったらダメなのっ!わかった?」
「う・・・うん。わかったぁ!!」
「無自覚ってのも大変ねぇ……」
「ほぇ?なにか言ったぁ?」
「ううん、なんでもないわ!」
「あかりったら、へんなの~♪笑笑」
「ま、夏樹はそのままでも可愛いって
ことよっ!」
「もー!お世辞はいいよぉー!」
「こりゃ、ダメだわ笑」

