その一瞬さえも、惜しくて。


「もしかして、この前の所かな…。」




体育教官室から一番近い広場がある。
それはこの前、鳴瀬と話した場所。


人気もないからあそこかもしれない。




僕は渡り廊下を駆け抜けて
広場まで急いだ。


段々人気が無くなるのを感じて
遠目から見える、ロングヘアの女の子に
胸をときめかせた。



いた…鳴瀬ひかり…。