(ううん。何だこの空気)

普段あんなに元気な沖田さん、無言で前を歩いてる。
さすがに無言は嫌だと思いこちらから話しかけてみる。





「沖田さん?」




「....あ、ごめんね。何?」





「元気が無いと思いまして」




「あるよ。無いんじゃなくて、ありすぎて困ってるところなんだから。...ありり?」



沖田さんと話していると急に沖田さんの足がとまる。後ろから見てみると、前方の茶屋に見覚えのある人がいた。

あれは....



「斉藤さん!」


私が言うと、斎藤さんはこちらに気付いた様子。
斉藤さんだけじゃない。
浪士の人たちも何人かいる。

でも何で斎藤さんが茶屋に??