「痴話げんかは辞めたらどうですか?」


とまぁ、そんな言葉が二人に飛んでって。はたからみたら痴話だけど。



『誰が痴話げんか(だ!)(ですか!)』




ハモった.....。
私は気付かないうちに笑っていたらしく....
土方さんには睨まれるし、沖田さんは怖い笑顔を見せてくるし。
何か起こりそうな予感が....。
二人のダークな視線を浴び、勝手に額から出てくる汗を気にしていると私の目の前に
男の人が二人腰をおろした。






「こんばんは!俺は藤堂 平助っていうんだ!よろしくね、早速祭りに行かない?」




「藤堂、ちょっと待ちな。蝦夷からだろ?長旅で疲れているはずだ。またのきかいにしてやれ。おっと、俺は原田 左之助、あんずさんと言ったな、今日はもう休むといい。」




 藤堂さんに原田さん....。藤堂さんって、祭り好きなのね。この時代の祭りってどんなんだろ。少しきになるけど、原田さんの言うとうり、
いろいろありすぎて疲れちゃったな。
お言葉に甘えさせてもらおうと思ったんだけど
....。




「えぇー左之助ちょっとぐらいいいじゃんかー。ねぇ?」