美姫が出たのを見て龍が聞いてきた。



「で、優斗ホントはどれくらい居るんだ?」


「美姫がこの学園に居るまでかな。無理言って悪かったな」


「あの時は、ビックリしたよ」



(ここから少し“龍side”になります)



【龍side】


さかのぼること1週間前


ーーpipipipi


「こんな忙しいときに誰だよ」


(ちゃんと仕事してるんだね笑)

失礼な

(てか、電話うるさいから早く出なよ!)

はいはい


ーーピッ


「もしもし」


『あー、オレ!』


「その声、優斗か!?」


『あたり♪』


「今、海外じゃないのか?」


『まぁな。でも、近々そっちに戻るんだけど......ひとつお願いいいか?』


優斗がお願いなんて珍しいな


「なんだ?」