「ゆっちゃん、大丈夫?」 彼はゆっくり私を離しながら聞いてきた。 『大丈夫。なんでここがわかったの?』 「ゆっちゃんの友達に聞いたから」 「ゆっちゃん!」 向こうから声が聞こえた。 『彩月』 彩月がこちらに向かって走ってきた。 「あたしが高澤くんに言ったの。ゆっちゃん探してたら囲まれてるところが見えて…早く助けてあげられなくてごめんね」 『謝ることないよ。助けを呼んでくれただけで嬉しいよ。さすが親友の彩月』 「うん!ゆっちゃんはあたしの親友だもん!」