「ちょっといいかな?」
「あぁ。俺もお前に話がある」
悠真と別れ、青山とクラステントから離れたところに来た。
「あたし…ごめんなさい」
頭を下げ謝る青山。
「あたし、今までずっと転校繰り返してて
その度に学校で1番かっこいい人を彼氏にしてたの。
どんな男でも甘ったるい声出してボディタッチすればすぐ好きになってくれた。
でも宙人くんだけは違ったの。
いくらあたしが甘ったるい声出してもボディタッチをしても好きにならなかった。
あたしなんて全く眼中になくて…
いつもゆっちゃんばかり目で追ってた」
俺ってそんなわかりやすいのかよ…
「だからなんか悔しくて
それでゆっちゃんにあんな酷いことを…」
「それさ、俺じゃなくてゆっちゃんに謝れよ」
冷たく言い放つ。