いきば〜禁断の蕾〜(完結

「あっうん、ちょと初騎が機嫌悪かったから」

落ち込む蕾

「あの方は起伏が激しい方ですからね」

運転手は苦笑いしながら蕾を車に乗せる

蕾も苦笑いしながら車に乗った

「でも
何でも機嫌が悪かったか大体は予想付きますけどね」

車を発進させ、バックミラーを合わせながら蕾を見る運転手

「え?」

蕾は小さく呟いた

「首筋の絆創膏」

運転手は、鋭い目でバックミラー越しに蕾の首筋に視線を集中させた

「あっこれは」

蕾は、顔を赤くて慌てて隠す様に首筋に手を当てる

「あからさま過ぎです」

はぁーと、ため息を着く運転手

蕾は意味が分からなくキョトンとした

「あのですね、首元なんてそうそう怪我しないものですし
なら検討着くのは一つしか無いでしょ」

運転手は再び、蕾の首筋の絆創膏に目を向けた


言われてみれば


首筋なんて怪我する所じゃ無い

虐めるられて石がかすったとかなら分かるけど

そんな虐め
高校生になってやる馬鹿は居ない

事故ったとか

転んだとかなら

他の所にも怪我があるはずだし

沙紀からの虐待も同じ理由で考え難いだろう


大体、初騎は沙紀の事を知らない