思い出なんて無ければいいのに… 思い出なんて無ければ京華と離れる事も辛くない。 思い出なんて無ければ掛葉ともずっと仲良くいられた。 思い出なんて無ければ私はここを出ていかない。 全ては私の【思い出】の所為… 私は裏庭に隠しておいたショルダーバッグを持ち、門外に出た。 そして、私は歩き始める… 見失った自分を取り戻す為に…