もう受験も本番だもんね。 そんな簡単に会えないんだ・・・ 私もつい名残惜しくて、その場からなかなか離れられなかった。 「じゃ、みなさんよいお年を♪」 海藤がおちゃらけて言う。 それに合わせて、それぞれ違う道へ進んだ。 「もう冬休みかー・・・」 「早いね」 吐いた息が白くなって空に消えた。 もう、冬なんだね。 「2学期ってカナリ色々あったよねー」 手に息をふきかけながら樋口を見る。 樋口もまた、どこかを見ていた。