「柚子ーっ 起きなさーい」 1階からお母さんのよく通る声。 その声で目が覚めた、11月の朝。 「・・・んぁ」 まだ重たい体をゆっくり起こし、のびをした。 「寒いー!!」 伸びをした瞬間、あまりの寒さに大声を出してしまった私。 とっさに布団にもぐりこむ。 うう・・・ やっぱり、この時期は布団が恋しいよお>< 「なに朝っぱらから大声出してんの! ほら起きなさい!遅刻すんでしょ!!」 「や、やだーッ」