「おっはよーっ!」

うしろからいつものように雪紀が顔を出す。

今日はいつにも増してご機嫌みたい。

「おはよ、雪紀。なんかいいことあった?」

すると雪紀は待ってましたといわんばかりに顔を輝かせた。


「それがさーっ!昨日コンビニの期間限定のいちごきゃらめる食べたの~っ!超しあわせっ!!」

雪紀は甘いものに目がない。

正しくは、お菓子に目がなく、新商品や限定モノがでると真っ先にとびつく。



「すっごく甘いの!それでいてちょっとすっぱくて、あの苺特有のあまずっぱさよ!あのへんがなんともいえず、ほっぺおちちゃいそうだったあ~」


お菓子の報告をする雪紀はすごく可愛い。私も自然と笑顔になる。


「あ~、あれ俺も食ったよ。たしかに旨かった!」




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