……………………………………… ………………………… ………… 気がつけば窓の外は真っ赤に染まり山が燃えているように見えた。 むくり、と起き上がり明日着る服を選んだ。 みゆに未練はないと自分では思っている。 でも、それが本当なのかはわからない。 …最低だな。 俺はアズを利用しているんだ。 『都合のイイ女』とーいう称号で…。 一時期はアズしか見えなかった。 でも、長年の恋愛感情は簡単には捨てられなかった。