「片想いの子がいるとか?」


ニヤニヤとした笑みを
浮かべながら颯太は言う。


何て答えればいいか
俺は迷った。

迷った末答えたのは
正直な気持ちだった。


「まぁ」


颯太の目を直視できなかった。
だって顔がきっと赤いから。



俺はまた言う。



「あちぃ....」と。




夏は好きだ



俺の気持ちを隠してくれる。