俺達は三階へと足を運ばせた。
その途中で後輩の女に告られた。

もちろん断ったけれど。


それを見て颯太は
羨ましいなぁ、と言った。


「ぜんぜん」と俺が言うと


「何でお前は彼女を作らないんだ?」


と聞いてきた。


“お前が好きだから”

なんて言えたら

俺のこのモヤモヤした霧は晴れるだろうか