「....大事な親友だから....」






俺は颯太がきっと
言いたかったことをあえて言った。



颯太は気まずそうに
俺を見つめる。






「朱羽....」











俺はせいいっばいの笑顔でわらった。









颯太ごめん。





大好き。







颯太は何も言わずに


俺にキスを落とした。







「....!」







「ありがとう。朱羽。ごめんな」







「....いいんだ。颯太。」








きっとこのキスと


このセリフは




颯太なりの答え。









颯太。





颯太。







大好き






だった....



「帰ろう」



「ああ。日も暮れたしな。」


「それにしても今日はあちーなー....」



「ああ。暑いなぁ」




この口癖も



今に想いを隠す為じゃなくなることだろう。


なぁ颯太。










俺は今きっと....



世界一の親友を持った




世界一の幸せ者だよ。






ー終ー