俺は死ぬつもりだった。


もう無理。




痛い。



痛い。



生きていても辛いだけ。


どうして男に生まれてきたんだろう。



女だったら....女だったら!





涙が止まらない。





「朱羽!!」





どんどん奥に向かってく俺を
颯太は引き寄せた。





「....離して」




「朱羽....っ、どうしたんだよ」




「お前の親友になれねーから
俺....もう無理なんだよ....!」





「朱羽...?」





「俺....俺....お前が好きなんだ。
恋愛の方だよ!引いたか?引いただろ?
それでいいよもう。
俺死ぬから。気持ち悪いホモ野郎は死ぬからさ?
だから離せよ。もう死ぬから!!」



「朱羽!!!」




パンッッ!!



ジン....とした深い痛みが頬を走る。