Eternal love

「何それ……?
本当に面白いこと言うね。」




君はまた少しだけ微笑んで

俺にそう言った。



「そうかな?
あんまり言われたことないから
わかんないけど……。」



「私ね……
ふられちゃったんだ……。」



小さな声で君は

確かにそう言った。


小さな風の音にも

消えてしまいそうな、

そんな弱々しい声で。



「そっか……。
きっとまた良い出会いがあるよ。」



俺はそう言ったけど、

君の顔に笑みは浮かばなかった。



「本当に好きだったんだ………
ずっと……ずっと…………。」



その小さくて悲しい声に

俺はどう応えればいいのか

わからなかった………。



「でも他の中学校に、
彼女さんがいるんだって……。
その人を大切にしていきたいんだって………。」



俺は黙って聞いてあげることしか

してやることができなかった。