僕&学校一のお嬢様!〜花は風に揺られない〜

「いやぁあああああ!!!」

「!」

確かに地下の方から聞こえた凛華さんの声。

それを聞いた僕の足は勝手に動いていた。

地下へ。

地下へ。

急げ。

歩くスピードはしだいに早くなる。

「凛華さーーーん!!」

地下に降りた僕はドアをかたっぱしから開けていく。

この学校の廊下は無駄に長すぎる!

少しイラッとくる。

僕は急いでいるんだ!

ガチャン。

バタン。

開けては閉め、開けては閉め、ただただそれの繰り返し。

ここじゃない。ここにもいない。

そして次のドアに手をかけたときだった。

「…め……………いっ……!」

凛華さんの声だっ!

僕はためらうこともなくドアを思いっきし開けた。

「ハ………ル…カ……!」

「凛華さんっ!」

左の肩から血がどくどくとでている。

刺し傷のような……痛々しい……傷。

「何があったんですか!?」

凛華さんは答えず、僕の後ろを指した。

体は震え、目が怯えるように僕の後ろを凝視している。



逃げてっ……。その言葉を聞いた時にはもう遅かった。

僕は後ろを振り返った。

その瞬間。