「だよね。ありがとう」

「あ、由梨花ぁぁ!のんー!夢!千里ちゃん!」

向こうに手を振っている人が見えてきた。

集合場所の701号室の前だ。

「これで参加者は全員?…じゃあ早速、始めよっか」

恭哉は一呼吸置いた。

「範囲はホテル内全部。…でも、一階のホールとかに行ったら直ぐにバレるから…そこは常識の範囲内で」

その場にいる皆が、ちらほらと頷く。

「参加者は23人だから…鬼は3人で良いかな。あ、鬼はタオルを首に巻いて走る事!自分が鬼なのを隠すのは違反な」