私はジャージの裾をギュッと握りしめて、言い切った。 「……そうですか」 真顔で、そう呟いた先生はフワッと笑った。 「なら、もう大丈夫。もう少しで2時間目が始まるから、遅刻しないようにしてね」 「ぇ…ぁ、アリバイとか…事情聴取とか…無いんですか…!?」 「アリバイ?事情聴取?…ふふ。林さん、ドラマの見すぎだよ」 「え…?」 「それに…大切な生徒を疑う訳ないだろ?」