「…いじ、め…?」 また…? また、いじめの話…? 忘れたいのに… 忘れたいのに、忘れさせてくれないの…? 「…だから、このクラスで…いじめが無かったか…林さんに聞きたかったんだよね」 「いじめ、なんて…いじめなんて…このクラスには…」 歯がガチガチと音を鳴らし、上手く喋れない。 そんな私を先生は不思議そうに見ていた。 「……ありません。……そんな、生死に関わるいじめなんて…何も…ありません」