この二人とは何の縁だか、一緒の部屋になった。 「今から廊下で鬼ごっこするみたいだけど…二人も行く?」 「え…?」 ちなみに、二人はグループには入っていない。 そもそもスマホを持っていないらしい。 「起きてる子は全員参加だって」 「え…どうしよう…かな…」 「まあ、皆には[寝てる]って伝えとくから…嫌だったら無理に参加しなくても良いよ」 「…でも…」 「…アタシは行く」 声を上げたのは夢だ。