「きゃあああッ!?」

少し慣れ始めた頃、私は何かに躓いて前に転けた。

「だ、大丈夫!?」

「のん、突然どうしたわけ!?」

私の後ろを降りてきていた二人が、慌てたように駆け寄ってきてくれた。

「な、何か…躓いたみたいで…」

私は床に手を付いて、起き上がろうとした。

「…ひっ」

しかし、床がグニャッと歪んで上手く起き上がれない。

何か踏んでるのだろうか…?

「あ。そう言えば、私…スマホを持ってるわ。…これ、ライトつけれるよね?」