「……暗すぎない…?」
…とにかく、暗かったのだ。
この階段には電球はあるもののチカチカしていたり切れていたりと、電気の役目を果たしていなかった。
階の端にある階段だから、実際に使う人も少ないしメンテナンスも行き届いていないのだろう。
「…文句なんて言ってられないよ…。…行こっか」
私は手すりを握りしめながら、一段一段ゆっくりと降りていった。
いくら暗いと言っても、段が見えない程ではない。
一段一段、ちゃんと降りていけば大丈夫な筈……
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