…しかし、エレベーターを目の前にして私達は再び立ち止まる。
「…どうする?」
「…これに並んでたら結局、遅刻しちゃいそうだよね…」
…そう、エレベーターの前には生徒の大行列が出来ていたのだ。
私達の部屋は10階にある。
食堂は2階にあるから、エレベーターの使用が許可されているんだけど…
エレベーターを使いたいのは皆、同じだ。
…確かに階段で2階まで行くのは、ちょっと面倒だしね…。
…しかし、今の私達に悩んでいる時間なんて無い。
「…階段で行こっか」
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