Candy House

「どうしよう…。

俺、今すぐノゾミちゃんを抱きしめたいかも…」

そう呟いた上野さんに、
「浴衣崩したら、さくらさんに言いつけるぞ?」

安部さんが言った。

「えーっと…」

これは高評価だと思ってもよろしいでしょうか?

「やっぱ、祭りと言えば浴衣だな!

ノゾミちゃんに着せて大正解!」

上野さんは納得したと言うように首を縦に振ってうなずいた。

「よし、みんなに自慢するぞ!」

安部さんが言った。

「えっ、自慢?」

訳がわからなくて聞き返したあたしに、
「行こうか、ノゾミちゃん」

上野さんが言った。