それから十五分ほど経ったころだった。
「うわぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁ!」
僕達のいる校舎とは別の校舎の方から悲鳴が上がる。
「ん?何だ!?」
「あっちから聞こえる…。」
「行ってみましょうか?」
「悪いな、飛鳥。行ってきてくれるか?」
「ちょっと、そこは彼氏なら一緒に行くところでしょ?」
「全く、しつこいな…。」
ここで色々言っても結局は行かされることになってしまうのは予測できていたので、僕は飛鳥と一緒に行くことにした。
「確かあっちだったよな…。」
迷路のように複雑な構造の校舎を、悲鳴が聞こえた方向にひたすら進んでいく。
「あ…!」
向こうの方に、おびえる数人の生徒の姿が見える。僕は全速力で走った。
「ここって…!」
僕達が聞いた悲鳴の出所は、映画研究部だった。
「何があったんだ…?」
映画研究部に所属している同級生、白銀晃都(シロガネ・アキト)に聞いてみた。すると晃都は、震える手でゆっくりと部屋の中を指さした。そこには…。
「うわぁぁっ!?」
倒れた蒼衣ちゃんの姿があった。
「うわぁぁぁ!」
「きゃぁぁぁ!」
僕達のいる校舎とは別の校舎の方から悲鳴が上がる。
「ん?何だ!?」
「あっちから聞こえる…。」
「行ってみましょうか?」
「悪いな、飛鳥。行ってきてくれるか?」
「ちょっと、そこは彼氏なら一緒に行くところでしょ?」
「全く、しつこいな…。」
ここで色々言っても結局は行かされることになってしまうのは予測できていたので、僕は飛鳥と一緒に行くことにした。
「確かあっちだったよな…。」
迷路のように複雑な構造の校舎を、悲鳴が聞こえた方向にひたすら進んでいく。
「あ…!」
向こうの方に、おびえる数人の生徒の姿が見える。僕は全速力で走った。
「ここって…!」
僕達が聞いた悲鳴の出所は、映画研究部だった。
「何があったんだ…?」
映画研究部に所属している同級生、白銀晃都(シロガネ・アキト)に聞いてみた。すると晃都は、震える手でゆっくりと部屋の中を指さした。そこには…。
「うわぁぁっ!?」
倒れた蒼衣ちゃんの姿があった。