浮気します!

「松田…
まさか追いかけて来るなんて思わなかったよ。
今更、何か言いたいことでもあんの?」




手塚君が、あたしを背中で庇うように、隠してくれてる。




多分、すごく怒ってる。




「手塚、お前には関係ねぇだろ?」




「あるって言ったら、どうすんの?」




「お前に用はねぇよ。そいつ、返せ」




「嫌だね。
こいつを泣かせるような奴には渡せないね」




睨み合ってるのがわかる。