先輩が道端でぶっ倒れてたんですが。




息継ぎの間しか休憩を与えない中山の首に、春は腕を回した。


ここが公園だってことは忘れていた。


ただ、春を求め、春の気持ちを知るのが怖いと逃げる狼に、伝えたかった。


回された腕に目を見開いた中山は、思わず唇を離す。


「………せんぱ…」


酷使された舌に、呂律が回らない春は思わず顔を赤らめた。