先輩が道端でぶっ倒れてたんですが。




「…まぁ、恩返しだしな。」

しばらくの沈黙の後、ポツリと呟いた言葉に、春は何と無く切なくなった。

そうだ、恩返しなんだ。


甘いもの食べに連れていってくれたり、映画を見たり、手を繋いだり。


恩返し、の一環に過ぎないと思うと何と無く悲しい。


「…これからは優しくできるかわかんねぇけどな。」