そういった春を見る中山は、高校生、だった。 「照れてます?」 夕日のせいでよくわからないが、顔が赤い、気がする。 「…繋ぎたかったのはお前だろう。」 しばらくの沈黙の後つぶやかれた図星に、今度は春が固まる版だった。 「…違いますよ。 わたしの右手が繋ぎたかっただけです。」 同じじゃん。 と、春も中山も思ったのだけど、春にとっては違うのだ。