実は結構前からみたいと思っていた映画を見ながらも、春は戸惑っていた。
数日前に道端で倒れてた男にお菓子を与えた時には考えもつかなかった今の展開。
(餌付けでもしちゃったのかな…)
…と思う春だったが、実際この前といい今といいいいものを与えられているのはどう考えても春だった。
大きなスクリーンでは、姉の魔法で妹が傷ついてしまっている。
ミュージカルちっくに所々曲が織り交ぜられたこの映画はやっぱり面白く、見入ってはいるのだが。
どうもこの映画を中山が見たいとは思えずにちらりと横を見ると、
(やっぱり…。)
ぐっすりと眠っていた。


