「悪い。腹減ってぶっ倒れてた。」 とりあえず飴少し気力を取り戻した中山を引っ張って春は近くの公園のベンチに座った。 人の食べかけの飴を我が物顔で食べる中山に呆れながら、春は自慢のお菓子のストックを鞄から取り出す。 なんのために、と散々友達にバカにされたが、役立つ時が来たのだ。