先輩が道端でぶっ倒れてたんですが。




「だってアノ中山先輩でしょ?
手が早そう。
テクもありそう。
いいな、初めてにはぴったりじゃない。」


…瑠璃子さん。

可愛い顔で不似合いなこと言わないでください。


「あのね、瑠璃子さん。

そんな関係じゃないって。

それに中山先輩はそんな人じゃないと思うし。」


春がそうやって言うと、ニヤリと笑った瑠璃子は畳み掛けるように言った。