「うまく会えてよかった。 …昨日のお礼をしようと思ってだな。」 無造作な黒髪を触ってはにかむ中山は、冷酷には見えない。 「どっか甘いもんでもとか思ったんだが…どうだ?」 春の様子を伺うようにする中山が、大量のセフレを抱え込んでいるようには見えない。 …噂は所詮噂ってことかな。 そわそわして春の返事を待つ中山に、少し笑って答えた。 「行きましょう、ちょうどパフェとか食べたかったんです。」