…にしても空腹で倒れるなんてあるんだ。 そんなことを考えながら春は翌日をやはりいつも通り過ごした。 なんとなく友達には言わなかった。 質問責めされるのは目に見えてたし、面倒臭くなってしまったから。 どうせ昨日だけのことだ、と思っていたし。 春のその予想は大きな間違いだったのに気づいたのはそれからすぐのことだった。