『あっはは』

聖哉は白い歯を見せて笑った。
そして
『嘘うそ。冗談だよ!!!』
また笑う...

でも...そんな事を言う聖哉の顔は
何処か悲しそうだった...
それにさっきだって私の目を
真っ直ぐな素直な目で見てた...
きっと...きっと聖哉は
我慢してるのかも...

『ねぇ...聖哉恋ってなんだろーね』

『はっ?いきなりどーした』

『別にっ...でもなんか気になってさ...』

『恋っつーのは多分...
毎日あいたくなって、毎日笑顔が見たくて...まぁ後は毎日キスしたくなるんじゃね?』

そう言って聖哉は笑った

『ばーか変態!!!』



なんだかんだいって聖哉は
いいやつなんだ。
今まで悪口言ってごめんね...
私...聖哉のこと誤解してた...