ところで…。 「さ…咲哉…。 そろそろどこ行くのか教えてよ。」 名前を呼ぶのすら慣れる気配しない…。 それよりも何処に行くの?! 「まずは奈悠美んとこ。」 「なっちゃん?」 「連れてこいってうるせーんだ。」 あー。 なるほど。 でも…。 たとえなっちゃんでも、 やっぱ私の知らないとこで話してると思うだけで、 妬いてしまう…。 心が狭いんだ、私…。 運転席に座っている彼を、 ちらっとみた。