「ミキさんは、あの絵を見てどう思いましたか?」 「え…と、笑ってて、温かくて、幸せそうな…」 そう。何だかとても満ち足りたような表情だった 「だから、僕があなたといる時にそういう気持ちだったんです」 え? 「…ミキさんも、僕と同じ気持ちかな…と思っていまして…」 「あの…それって」 「言わせないで下さいよ。恥ずかしい」 …………… 「……だから、気持ちを絵にしたんです」